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La Paz para los Niños / 世界の子どもに平和を

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11月20、21日の2日間、ラパス市内のとあるギャラリーで “La Paz para los Niños” と題した展示会を行った。
内容は、原爆パネルの展示と世界の子どもたちの写真の展示の二部構成。
日本と違い、週末になると町中が静かになるボリビアの首都ラパスで、約300人の方々に来場していただくことができた。

11月20日は「世界の子どもの日」(Universal Children’s Day)と国連によって制定されていることを知り、いつの時代も戦争やあらゆる類の暴力の犠牲になっている子どもたちのことを覚え、反戦と平和への思いを共有する機会を創出する目的で、この企画を立ち上げた。
足を運んでくださった一人ひとりの来場者とも、そして一緒にこのイベントを作り上げてきた他の協力隊員とも、平和への願いを一つにすることができた最高の展示会となった。

前日は、皆で原爆パネルや写真を貼り・・・
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図面を見ながら慣れない準備の指揮をし・・・
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無事準備も終わり、開催当日を迎えた。
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訪れた人々の大半が、原爆のことを歴史上の出来事としては知っていた。
しかし、実際に何が起きたのか、写真や多くの情報に触れながら知るのは初めて。
子どもから大人まで老若男女を問わず、原爆パネルを通して伝わってくる凄惨さは人々の心を捉えたようだった。
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原爆の恐ろしさをまざまざと伝えてくれた写真集。
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広島と長崎に送るための千羽鶴を一緒に折った。
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広島に落とされた Little Boy の実物大の絵を描き、その上に僕らの平和へのメッセージを貼ることで消していくというアクティビティーも行った。
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世界中から集まった43の国・地域で撮影された400枚弱の写真も参加者の目を引いた。
隊員有志の中で選んだ30枚はキャプションを加えた形でパネルにし・・・
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他の写真も編集を加え、スライドショーという形で全て来場者に見ていただいた。
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皆と一緒にイベントを行うことができた幸せ・・・
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実は、このようなイベントを最初に企画したのは今年の6月だった。
ボリビアに来て早々、とある折り紙団体の代表者(ボリビア人)と仲良くなったが、彼と一緒に原爆パネルの展示と折り紙のアクティビティーを交えたような展示会をしようと、毎週末ラパスに行った際に話し合いを重ねた。
彼は日本にも行ったことがあり、僕だけでなく他の協力隊員とも親しくしてきた。
何より彼や彼の団体のメンバーが作る折り紙作品は、芸術とも言えるほど精巧で美しいもので、日本人の僕らが彼らに折り紙を習うほどだった。

しかし残念なことに、このイベントは結局実現できなかった。
詳細は避けるが、彼や彼の団体の評判が良くないことを耳にし、準備が思うように進まなくなってしまったからだ。
自分が信頼している人からも、同じように信頼している彼のことをまるで犯罪者かのように悪く言われ、必要な助けを得ることができなかった。
それに何より辛かったのは、誰の話を信じていいのか僕自身分からなかったことだ。
彼のことは今でも信頼している。
しかし、結局約1ヵ月半注力し準備してきたことが、このときは辛さ、悔しさ、やるせなさが混じった涙と共に、パソコンの中のデータとして終わってしまった。

それだけに、数ヵ月後に今回の展示会開催を迎えることができた喜びは一入だった。

会場となった国立芸術学院で働き、場所の確保に努めてくれた隊員。
職場の同僚や友人と一緒に、広島や長崎に送るための鶴を折ってくれた隊員。
配属先の学校で平和について、原爆の恐ろしさについて、子どもたちに考える機会を与えてくれた隊員。
映像製作、コンピューター等の分野でプロとして働いてきた経験を、この企画のために惜しみなく捧げ、活かしてくれた隊員。
この企画の運営に必要な資金集めのために、大して余裕のない月の生活費からカンパをしてくれた隊員。
おいしい食事を作って労をねぎらってくれた隊員。
世界中からこの企画に賛同し、写真や励ましの言葉を送り、かけがえのない協力をしてくれた隊員、そして友人たち。
企画の成功のために必要な情報、資料を快く提供してくれた平和市長会議、広島平和記念資料館,広島市役所や長崎市役所の職員の方々。
「これは参考になるぞ」と、原爆に関する色々な写真集や絵本など関連書籍を選び、購入し、ボリビアまで送ってくれた父、そして常に応援してくれた母や妹。
そして、平和を守ることの大切さを教え、この企画を立ち上げようと思ったきっかけをくれた祖母。

たった2日間のイベントの裏に実に多くの方々の支えがあること、そしてその支えを自分が受けることができること。
そのことを思う度に感謝と喜びが湧いてくる。

幸運にも僕らは平和展というイベントをできる立場にいるが、世界には今この時もあらゆる類の暴力に苦しむ人々がたくさんいる。
平和を作っていく作業は、たった一度のイベントだけで終わるわけがない。
このイベントを通して皆の間で共有した平和への思いを、ボリビアでも、日本でも、はたまたこれから向かうかもしれない別の国でも、この世に生かされている限り常に心に燃やし続けていきたい。
そして、心に抱く思いを行動として現せる者でありたい。

平和という名のついた町から、今、平和への願いを送る。
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Comment

2010.11.23 Tue 23:33  |  

おめでとう。
最近、日本では戦時中の日系米国人のドラマが話題になりました。
そのなかで広島が出てくるので、あらためて勉強し直したところです。
「幻の声」という、いまはもう販売していない岩波新書を購入し読んでいました。ぞっとするような話です。

たくさまの環境では日本語の本はあまり手に入らないと思います。
が、「青空文庫と」いう著作権フリーのネット図書館のなかに「このこを残して」という名作を最近発見しました。ダウンロードして読んでみてください。

こちらは元気でやっていますが、クリスマス祝会の出し物の準備が体育会の練習のようになってきています(By M山さん)。今年は10月ぐらいからやっているからね。きっといいものができると思うのでYOUTUBE楽しみにしていてください。

ボリビアと日本、サッカー対戦するんだよね?もう終わったの?
あと、前の日記にも書き込んだよ。

  • #-
  • TAKESHI
  • URL

2010.11.25 Thu 20:00  |  Re: タイトルなし

TAKESHIさん

ありがとうございます!
そのドラマ、見てみたいです。
青空文庫の存在も教えてくれてありがとうございます。
本当、ネットさえあればほぼ何でも可能ですね・・・

体育会の練習がんばってください。
M山さんのバイタリティーはぜひシニア海外ボランティアとして活かしていただきたいものです。
日本とボリビアは来年7月にアルゼンチンで行われるコパアメリカで対戦です。
ぜひ南米で見たかったですが、僕もその頃は日本ですね。

  • #-
  • taku0805
  • URL

2010.11.26 Fri 08:06  |  

そのドラマの名前は「99年の愛」というやつです。
いやー2.5時間×5夜連続はつらかったけど、面白かった。

  • #-
  • TAKESHI
  • URL

2010.11.28 Sun 07:37  |  

おひさしぶり。
すばらしい企画だね~お疲れ様でした☆
わたしも写真が提供できたらよかったのだけど、
全データを失ってしまった直後だったので送ることができませんでした。
お役にたてず、すみませんでした。
写真を見て、
ボリビアは、なんか日本みたいに見えました笑
きれいだ。

  • #-
  • aiko
  • URL

2010.11.28 Sun 12:57  |  

Burkina Fasoから写真を送らせていただいた者です。

Blogを拝見しながら、
企画から、カタチにされるまでにさまざまな葛藤があったのだろうなと思いましたが、
それにひきかえ、
わりとあっさりシャッターを切ったあの写真を選んでいただいたのは、身に余るような気もするほどでした。

ですが自分の写真が400分の1枚に選んでいただけて、
43分の1カ国を担うことができたのはほんとに光栄なことでした。
素敵な企画に関わらせて頂き、ほんとうにありがとうございました。

2010.11.28 Sun 13:02  |  

お疲れ様。

要請に書いてある活動だけでなく、ボリビアでより多くの人により多くのものを残そうとしているたくぞーの活動にはいつも心打たれるわ。
やっぱり、帰ってからじっくり話したい相手ですよ。貴方は。

俺が送った写真をこうやって取り上げてくれてありがとう。
ネパールとボリビア。地球の本当に反対くらいにいるけど、ちょっと協力できた事を嬉しく思います。

この記事を書いた直後に起こった事件・朝鮮半島の砲撃事件。
文字情報で見るだけでは測りにくいけど、かなり由々しき状態やね。
そういうのを止めて平和な世界を切に望みます。

  • #-
  • まちるだinネパール
  • URL

2010.11.28 Sun 18:49  |  Re: タイトルなし

aiko

コメントありがとう!
データ全部失くしちゃったんだ・・・金品を盗られるより何より辛いね。
ガボンっていう日本人にもボリビア人にもあまり馴染みのない国の写真は、ぜひ送ってもらいたかったけど、またこれからそっちで思い出の写真を撮って日本で見せてな。
会場はボリビアの青山みたいな場所で、おれも初めて企画、指揮した展示会をあんなに綺麗な場所でできて嬉しかったよ。
本当は綺麗じゃなくても任地でやりたかったけど、なかなか協力を得るのが難しかったのと、「平和」っていう名前の首都でやりたかったからね。
無事終わってほっとしてます・・・

まちるだ

今回は写真でのご協力ほんとにありがと!
一緒にやった有志の中でも、まちるだの写真は人気が高かったよ。
この企画を終えた直後に韓国の友達からニュースを聞き、ビックリしたと共にすごく不安になったよ。
平和展をやっている時は「自分の身近で戦争は起こらないだろう」っていう勝手な前提が自分の中にあったけど、そんなことないね。
平和と戦争は紙一重の状態にあるんだなと改めて思わされてるし、平和な解決を祈るばかりです。

再会が今から楽しみだわ!




  • #-
  • taku0805
  • URL

2010.11.28 Sun 20:13  |  Re: タイトルなし

decchiさん

はじめまして!ボリビア派遣のTAKUと申します。
今回の展示会では直接面識がないにも関わらず、写真を使用させていただきありがとうございました!
(本来であれば事前に使用許可を得るべきですが、それができなかったことは申し訳ありません。)

ブルキナでは僕の大切な同期も活動しています。
ボリビアよりも苛酷な環境だとは思いますが、とにかく身体には気をつけて、今後の任期も全うしてください。
同じ国際協力の一端を微力ながらも担う者として応援しています。
ありがとうございました!

  • #-
  • taku0805
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Author:taku0805
名前: TAKU
職業: 村落開発普及員
(青年海外協力隊)
出身地: 埼玉県
現在地: ボリビア
目的地: 神様におまかせ

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