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きれいな手の歌

ボリビアに行ったら必ずやろうと思っていたことの一つに曲作りがあります。
こう書くと何だかミュージシャンみたいな感じがして自分でも気恥しいですが、
以前の記事(「音楽」というタイトル)にも書いたように、
僕はただ単に趣味として音楽を楽しむ多くの人々のうちの一人です。
それでも、ボリビアの、しかも片田舎のパタカマヤという町で2年間もの「非日常」の時間を過ごすことができるわけですから、その間に少なくとも一曲作ってみたいなと思っていました。

そして、記念すべき最初の曲(最後にならないと良いですが・・・)がついに先月完成しました!
この記事のタイトル通り、その名も “Canción de las manos limpias”(「きれいな手の歌」)。
正しい手の洗い方を子供たちに覚えてもらうために作った衛生教育用の歌です。
小さい頃に聞いたメロディーは大人になっても驚くほど記憶に残っているものです。
僕も昔聞いた「みんなの歌」なんかは今になっても覚えています。
ということで、せっかく手洗い方法を指導するのであれば、子供たちにいつまでも覚えていてほしい、そしてそのためには歌がいいんじゃないか?と思ったわけです。
JICAボリビアでは、過去に活動していた村落開発普及員のアイデアで、手洗い方法をかわいいイラストと共に分かりやすく説明したステッカーを作り、衛生教育のためのツールとして利用しています。
この内容を基に作ったのが今回の「きれいな手の歌」です。
Sticker_convert_20091014031812.jpg

曲自体は実は任地に移動してからすぐにできていました。
ただ、僕が学校を訪問したときに一緒に歌っただけでは、その場限りで終わってしまうだろうと思ったので、楽譜か何かの形にして残せないかなぁと思っていました。
しかし、僕は楽譜が読めない人間です・・・さて、どうしよう?
そのとき、目の前に浮かんだのがKTC(駒ケ根訓練所)での2人の恩師の顔です。
出会えたこと自体が僕の人生の財産だと思える先生方です。

まず一人目は、実に65日間、210時間を共にした僕らのクラスの担任のC先生です。
ウルグアイ出身で、日本に留学していたこともあり日本語も上手な先生なので、
曲の歌詞をチェックしてもらったり、また出来上がったデータの受け渡しでもお世話になりました。
C先生は何と言っても教え方が上手い!
僕らのクラスはKTCに入る前からスペ語を勉強していたことのある人が多かったこともあり、
学習内容はなかなか難しかったですが、常に的確で面白い例文を使って教えてくれました。
そして、さすが肉料理の本場であるウルグアイ出身だけあり、
C先生の振舞ってくれたBarbacoa(バーベキュー)はめちゃめちゃ美味しかった!
また2年後、駒ケ根でいっしょに肉を頬張りたいです。
P5020290_convert_20091014032302.jpg

そして、もう一人が日本人のH先生です。
別のクラスの担任ではありましたが、クラスの垣根を越えて、
そして先生と生徒の垣根を越えて仲良くしていただいた恩師です。
H先生はスペ語の先生ではありますが、非常に多才な方で、特に音楽の才能は一級品です!
先生のリードで毎朝8:30~40まで、スペ語の有名な歌を有志で楽しく歌って覚える時間があったのですが、そこで僕は先生と一緒にギターを弾かせてもらっていました。
(先生はギター以外にもピアノやアコーディオン、太鼓等色んな楽器を弾けます!)
IMGP0145_convert_20091014032917.jpg

あの時覚えた曲は、今でもボリビア人とのコミュニケーションを大いに助けてくれるものですし、
何よりKTCでの充実した毎日、かけがえのない仲間たちの笑顔を思い起こさせてくれます。
H先生には、僕がギターを弾きながら歌った「きれいな手の歌」の音声データを基に、楽譜を起こしていただき、さらにご厚意でカラオケ用に使える伴奏データも作っていただきました。
これらのデータを各学校に残しておけば、僕が日本に帰った後でも教師と生徒とで歌いながら手洗いを実践してもらえるのではと期待しています。


先日、GTZ というドイツの援助機関が Plan Internacional という世界的に有名なNGOと共にパタカマヤで開催したワークショップに出席してきました。
彼らの主導で、“Agua para la vida”(生命のための水)という名の全国キャンペーンが展開されていく予定ですが、その中に手洗い指導や歯磨き指導等の衛生教育も含まれてくるとのことなので、早速出来上がった曲を聴いてもらい、楽譜やカラオケ版データ等も紹介してきました。
当然リップサービスは含まれていたと思いますが、なかなか好評でした。
良い形でコラボレーションできればと思います。
R0012069_convert_20091014033229.jpg

そう、コラボレーションというのは本当に大切だと思います。
ワークショップ中にGTZは出席者である各学校の教師に正しい手の洗い方を実演して教えていたのですが、そのやり方がJICAボリビアの作成している前述の手洗いステッカーに記載されている内容と全く同じだったんです。
きっと両者の間で意見交換が頻繁にされているからだろうなと思い、ワークショップ後、GTZの方にステッカーを見せながらこのことについて質問をしました。
すると、驚くことにGTZはこの手洗いステッカーの存在を知らないようでした(たまたまその方がご存知なかっただけかもしれませんが)。

世界には規模の大小に関わらず、この世界をより良くするために活動する公的援助機関やNGOが実に多くあります。
日本でもNGOの数は年々増加傾向にあると思います。
しかし、世界を変えるというのは非常に困難な作業です。
援助機関や団体の数が増えれば解決に近づくというような単純なものではありません。
ただ、前述のGTZの件を通して考えたこと・・・
それは「国際協力」をさらに推し進めるためには、「各機関の間の協力」をもっと密で強固なものにする必要があるのではないかということです。
これは実に単純に思えることなのですが、同時になかなか難しいことでもあると思います。
各団体がそれぞれに資金や人的資源、すばらしい経験やノウハウを有していますが、それらがどれだけ共有されているのかということについては僕自身疑問に思うことがあります。
共有されていれば削減できる時間、資金、労力の投入があるのではと思いますし、さらに実りの大きい活動ができるのではとも思います。
僕のような国際協力の素人が分かったような顔で意見をするのはおこがましいことで、このブログ上であるからこそできることですが、それでもここに書いていることは一素人が現在抱いている正直な気持ちでもあるので、これから自分がやっていこうと思っている衛生教育ではGTZ や Plan Internacional といった他のプレイヤーとの協力も念頭に置きながら活動していければと期待を持っています。

各団体で違いはあれども、僕らの活動の先にいるのは同じパタカマヤの住民です。
「誰のための活動か?」ということを問いながらやっていきたいと思う今日この頃です。
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Comment

2009.10.20 Tue 11:17  |  Hせんせい

Hせんせい のしゃしん をみたらなみだ がでた

あいたいよー

いっしょにえんそうしたいよー

わたしはじぶんで曲はつくれないけど日本の学校でうたってたうたをすぺいんごになおしたよ。あってるかはよくわからんけど。

すこしずつおんがく させてもらうよてい。

あと村落の隊員といっしょにクリスマスに協会で合唱をする企画をしてるよ。

たくやくんが任地ちかかったらいいのになあーーー!

いっしょに音楽活動したい!

きれいな手の歌ききたいな

2009.10.30 Fri 20:42  |  

fumi ちゃん

懐かしいよね。
小講堂で一緒に歌ったことは一生の思い出です。
スペイン語に歌詞訳したなんてすごいじゃん!
しかも教会で合唱ってのもまたいいね。
本当に任地が近かったら必ず参加してたのに~
手洗いの歌は skype で披露します!
楽しい時も辛い時も fumi 歌いながら過ごそう!

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Author:taku0805
名前: TAKU
職業: 村落開発普及員
(青年海外協力隊)
出身地: 埼玉県
現在地: ボリビア
目的地: 神様におまかせ

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