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逆境

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2010年が始まってすぐですが、僕、今逆境に立たされています。

仕事始めの日に市役所に行くと、昨年末と同じようにカウンターパートが席に座っていました。
“¡Feliz año nuevo!” と元気よく新年の挨拶をし、クリスマスや年末年始をお互いどんな風に過ごしたか等話し、和やかな雰囲気で市役所での新年度が始まりました。
「さっ、今日から新たな気持ちでがんばるぞ!」

・・・と思ったのも束の間、さっきまでいつも通り穏やかに話していたカウンターパートが口を開きました。
「TAKU、今日解雇通知を受け取った」と・・・

パタカマヤに限らず、ボリビアでは一般的に市役所のような公的機関であっても、職員が単年契約であることは聞いていました。
でも、まさか新年早々カウンターパートがいなくなるなんて考えてもみませんでした。
彼を含め、全職員の約2割にあたる職員が解雇されており、他にもこれまで一緒に働いてきた人、そしてこれから始めようと思っていたプロジェクトで協力する予定であった人もいなくなっていました。
聞いたところ、2010年度の予算が前年比3割減となってしまったことが大きな要因のようです。
さっきまで平然を装って会話してくれていたカウンターパートの気持ちを察すると胸が痛くなりました。

「せっかく活動計画を練り上げて、これからがんばっていこうと思ってたのに・・・いきなりこれかよ・・・」
前回の記事の内容と矛盾するようですが、市役所からの帰り道、僕の心は波立っていました。
その後も今に至るまで、市役所はがら~んとしていて仕事をするにもエンジンがかかりません。
少なからず焦りを感じます。

数日前、市役所のTV局で働いていたある職員に道端で会いました。
彼とは正しい手洗い方法を教えるCMを作ろうとのことで昨年末から色々と会話しており、新年に入ったら本格的に作業を進めて行く予定でしたが、残念なことに彼も「2割」に入っていました。
ついこの間まで市役所の職員用のベストを着用していたのに、自宅の前で車のメンテナンスをする彼の姿は傍から見ると他の市民と何ら変わりません。
すぐそばにはフライドチキンを売る奥さんと、おもちゃを手に歩く3歳ほどの彼の子供がいます。
話を聞くと、彼はまだ12月分の給料をもらっていないとのこと。
僕の頭の中では「CM制作、どうしよう・・・」という考えがぐるぐると回っていましたが、彼の現状を目の当たりにし、ハッとさせられました。
彼は職を失ってしまったんです。
僕が立たされている逆境とは話のレベルが違い過ぎます。

4月にはパタカマヤの市長選挙が控えています。
この選挙で市長が代わることとなれば、市役所職員も総入れ替えとなります。
(ボリビアでは親族重用主義が根強く残っており、市長は家族、親戚、仲の良い人たちで自分の周りを固めます。その結果、「適材適所」とは言えない人員配置になることもしばしばです。)
職員が代われば、また一から関係作りはやり直し、おまけにプロジェクトの進行にも大きな影響が出ることは間違いないです。
でも、きっと僕のようなケースは協力隊員が抱える問題の定番でしょう。
先のことを思うと不安にはなりますが、逆境も含め、この2年間をパタカマヤで過ごし、そのときできることを精一杯やっていくしかありません。

日本から持ってきた「相田みつを」の日めくりカレンダーを机の前に置いています。
冒頭の写真にあるメッセージを眺める今日この頃です。

とりあえず・・・
しばらくはこんな感じでいこうと思ってます。
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果報は寝て待て・・・じゃダメかな?
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プロフィール

taku0805

Author:taku0805
名前: TAKU
職業: 村落開発普及員
(青年海外協力隊)
出身地: 埼玉県
現在地: ボリビア
目的地: 神様におまかせ

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